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鹿鳴館時代
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1883(明治16)現在の東京都日比谷内幸町に落成した鹿鳴館。
レンガ造り、2階建てのこのイギリス風西洋館では、日夜、舞踏会や園遊会・音楽会・慈善会が外交官、上流貴族などを集めて催されました。

この作品は芥川龍之介の短編「舞踏会」にヒントを得て製作したものです。明治19年の天長節(明治天皇誕生日11月3日)に、生まれて初めて正式な鹿鳴館の舞踏会に参加した当時17歳の令嬢明子と、仏蘭西海軍将校とのエピソードです。

これを、日本ならではの満開の桜の宵に舞台を変えて、日本帝国海軍軍人と外国令嬢のたった一夜のロマンスを、ジェニーとジェフに演じてもらいました。

ジェニーのドレスはバッスルスタイルのイブニングドレスです。針金で作ったバッスル(後ろ腰を強調した鳥かご状の下着)を付け、二枚重ねのスカート、トレーン、胴着の3部仕立てという本格的な着付けにしました。アンダースカートは戴き物のレースとサテンを2枚重ねにしています。当時は2種類の異なった布地を組み合わせたドレスが流行しました。

ジェフは海軍少将の軍礼装です。位階は袖口の金モールの数で分かります。また、右肩に参謀肩章を付けています。これは英国海軍の礼装を元に考案されたものでしょう。燕尾服のようなテイルに惚れました。横から見たラインが美しいです。横須賀港に現存する記念艦三笠の東郷平八郎着用の現物も参考にしました。 数種類の金色ブレードを使い分け、特に、金モール肩章の製作に苦心しました。

周延 筆「開化貴婦人競」を参考に、現存していない鹿鳴館内部を再現してみました。

ジェニー 正面から
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アップで 襟元はレースを筒状にして、ビーズで巻きました。
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後ろから トレーンはギャザーを寄せてリボンで固定してあります。
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横から 適度な長さのトレーンです。
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この角度が好きです。この髪型は意外にも様々なドレスが似合いました。
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バッスル。このように鮮やかな布で作られたものもありました。
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ジェフのベルトとサーベル。友人から巻き上げたスペイン製の爪楊枝を使いました。
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帽子。海軍はイギリス風です。ちなみに陸軍はフランス、ドイツ風。
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上着。勲章に飾りボタンを使いました。1個千円くらいだったと記憶してます。
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参考にした海軍中将の正装です。
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# by ningyoya7 | 2007-11-11 16:25 | 日本の服飾の歴史 | Comments(2)