昨年はテレビ番組「大奥」が話題になりましたね。 どうも歴史ものを見ると、演技よりも衣装や美術に注目してしまいます。 でも、帯締めは幕末以降、ビラビラかんざしは町方だけ、そもそも垂髪は公式行事の時のみ。 大奥では廊下は草履履き、武家なら下着は絶対に白、打ち掛けを着たら前帯のはずでは!?・・・という時代考証は今回は敢えて無視しました。これでお局様が加われば、大奥ごっこで遊べるところです(笑)。 さて、諸説あるようですが、前帯は花魁だけではありません。 冬場は前帯の中に手を入れて西洋のマフのように手を温めていたという大奥御殿女中の明治時代になってからの聞き取りが残っています。 殿中で見聞したことは、親兄弟にも口外してはならぬという掟があったので、正確な事は江戸時代には流布されなかったらしいです。 確かに実体験では打ち掛け姿は決して活動的なものではありませんでした。 でもお姫様なら活動的でなくてもいいのかしらね? 鬘はフェルトを土台にすが糸と和紙で作りましたが、腰元の高島田が今ひとつ納得できない出来映えですので、また花嫁衣装で再挑戦するつもりです。 2004.3.10記 (人形屋) 垂髪。細長い部分は「長かもじ」というつけ毛です。もっと長くてもよかったかも。映画「天守物語」で、宮沢りえが演じた亀姫を参考にしました。
by ningyoya7
| 2007-11-11 16:37
| 日本の服飾の歴史
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